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骨がないとインプラントは難しい?骨造成について解説|荒川区宮の前、小台の歯医者

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骨がないとインプラントは難しい?骨造成について解説

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2023.01.01

インプラント治療は、失った歯の部分に人工歯根を埋めて、そこに土台を建てて人工歯を装着する治療方法です。インプラントを埋めるためには、顎の骨に十分な厚みと高さが必要になります。本記事では、骨が少ないとインプラント治療はできないのか、骨造成とはどのような処置なのかをご紹介します。

 

顎の骨が少ないとインプラントはできない?

顎の骨は、抜歯をしたまま放置したり、長年入れ歯を使用していたり、歯周病に罹患したりすると痩せてしまいます。インプラント治療は、長さが10mm以上の人工歯根を使用するため、顎の骨に十分な厚みと高さがないとインプラントを埋めるのが難しいのです。

特に上顎の骨の高さが不足している場合、インプラントが上顎洞(頬の内側にある空洞)を突き抜けて中に落ちてしまうと、上顎洞炎という炎症を引き起こしてしまうこともあります。

以前は顎の骨が少ないと、インプラント治療ができないこともありました。しかし、近年では「骨造成」という骨を人工的に増やす処置を行うことで、骨が少ない場合でもインプラント治療ができる可能性があります。

 

骨造成という選択肢

骨造成とは、インプラントを埋める骨に自家骨や骨補填材などを充填し、不足している骨を増やす処置のことです。これにより、骨が少ない場合でもインプラントを諦めずに、治療を受けることができます。

 

骨造成のメリット

骨造成には、以下のメリットがあります。

○安全性の向上

骨造成により骨の厚みや高さを確保できると、インプラントの脱落や上顎洞を突き抜けるトラブルを回避することが可能です。より安全にインプラント治療が行えます。

○審美性の向上

骨が少ない箇所は、歯ぐきが下がって周囲とのバランスが悪くなります。骨造成により骨に厚みや高さを持たせられると、バランスが改善され審美性が向上します。

 

骨造成のデメリット

骨造成には、以下のデメリットがあります。

○別途費用が発生する

骨造成は保険が適用されません。インプラント治療とは別途で費用がかかります。また、費用は歯科医院によって大きく異なります。

○通院回数が増えて治療期間が長くなる

骨造成は手術が必要になります。インプラント手術と同時に行う場合もありますが、自家骨や骨補填材が骨として再生されるまで3~6か月間待つ必要があります。そのため、予定よりも通院回数が増え、治療期間も長くなることがあります。

○痛みや腫れが生じやすい

手術中は局所麻酔や静脈内鎮静法などの麻酔を行うので、痛みを感じることはありません。しかし、麻酔が切れてから1週間程度は痛みや腫れが生じることがあります。

また、術後2~3日経過してから、手術したあたりの頬から顎にかけて内出血が生じることもあります。1~2週間で紫から黄緑色に変色し、きれいに消えますが、気になる方は長期休暇があるタイミングで手術を行ったり、マスクで隠して過ごしたりするなど工夫が必要です。

 

骨造成の種類について

骨の厚みや高さ、場所に合わせてソケットリフト、サイナスリフト、GBR法といった骨造成を行います。

 

ソケットリフト

ソケットリフトは上顎の骨の高さが5mm以上残っており、骨の厚さが不十分な場合に行われます。

上顎洞の底にある粘膜を押し上げ、できたスペースに自家骨や骨補填材を充填し、インプラントを埋めます。自家骨や骨補填材が完全に骨になるのを3か月ほど待ってから、人工歯を装着します。

ソケットリフトのメリットは、インプラントと同時に行えるので傷口が小さくて済み、心身の負担が少ないことです。デメリットは、骨の厚みがないと行えないことが挙げられます。

 

サイナスリフト

サイナスリフトは上顎の骨の高さが5mm以下や、広範囲で骨を増やす必要がある場合に行われます。

上顎洞の底にある粘膜を押し上げ、できたスペースに自家骨や骨補填材を充填します。ソケットリフトでは骨造成と同時にインプラントを埋めますが、サイナスリフトは6か月ほど待ってからインプラントを埋めることが多いです。その後インプラントと骨が結合するまで3か月ほど待ってから、人工歯を装着します。

サイナスリフトのメリットは、広範囲の骨を造成できること、術野がはっきり見えるので、粘膜を損傷するリスクが少ないことが挙げられます。デメリットは、広範囲になるため心身の負担が大きくなること、術後の腫れや痛みなどが出やすいことです。

 

GBR法

GBR法とは、十分な骨の厚みと高さがない場合に行われます。骨が不足している部分に、自家骨や骨補填材を充填し、人工膜で覆い骨を増やします。人工膜で覆うことにより、歯肉などを作る線維芽細胞の混入を防ぎ、骨を作る骨芽細胞の増殖を促します。GBR法は、インプラントを埋める前に行うこともあれば、インプラント手術と同時に行うこともあります。

GBR法のメリットは、生まれつき骨が薄い方でもインプラント治療が可能になることに加えて、成功率が高まることです。デメリットは、骨が増えるまで3~6か月程度の時間がかかること、新しくできた骨が定着しない可能性があることが挙げられます。

 

まとめ

以前は顎の骨の量が不十分な場合、インプラントは難しいと言われていました。しかし、近年ではソケットリフト、サイナスリフト、GBR法といった骨造成を行うことで、骨が少ない場合でもインプラントができる可能性があります。他院でインプラント治療ができないと言われた方、インプラント治療でお悩みの方は、当院までお気軽にご相談ください。

 

 

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