お口の年齢って考えたことありますka｜荒川区宮の前、小台の歯医者

新年明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

さて今回のお話はお口の年齢についてです。皆さんは血管年齢、骨年齢あるいは女性だと肌年齢などよく聞くと思いますが、歯の年齢ってあまり聞かないですよね？僕もあまり考えたことなかったですが、お口の現在の状況を知るうえでは非常にいい指標になるんじゃないかなと思い今回お話したいと思います。ちなみに、この前テレビで見たのですがマツコ・デラックスのお口は２０代らしいです。素晴らしいですね。

まず成人の歯の数は親知らずを除いて２８本あります、つまり上１４本下１４本ということです。よく耳にする８０２０を目指しましょうというのは、８０歳まで２０本以上歯が残ってることを目指しましょうということで、上１０本下１０本以上ということになりますね。最近では２人に１人が８０２０を達成しているという調査結果もありますが、私の実感としてはそこまでまだ高くないような感覚です、でも昔に比べると良くはなっていると思います。

ではお口の年齢の指標をお話します。

１：歯の残存数

２：歯周病の進行度合い

３：虫歯の本数

４：歯の処置してある本数

もっと細かく項目をあげると舌の状態、咬む力や唾液量など沢山項目があるのですが、今回は歯に限定した項目でさせていただきます。

まず１の残存数ですがこれはもちろん多いほうがいいです、統計によると１人平均喪失歯は２０代から４０代で１本、５０代が約３本、６０代が約７本、７０代以上で１２本ぐらいみたいです。

次に２の歯周病の進行度合いですが、これは歯科医院で検査しないとわからないと思いますので是非歯科医院でチェックしてもらってください。歯周ポケットが４ｍｍが境界線なんですが、どこかに４ｍｍ以上のポケットが存在する保有者の割合が２０代で約２７％、３０代で約３７％、４０代で４５％、５０代から６０代で約５５％です、また何本４ｍｍ以上あるかも重要なのです。

３の虫歯の数ですが、これは次の処置してある本数とも関係あるのですが、まず虫歯がある人すぐ治しましょう。虫歯を持つ人は３５歳以上で約９９％みたいです、すごい数字ですよね。おそらく歯科に定期的にかかっている方は定期的にチェックされているので大丈夫だと思いますが、全然歯科にかかってない方は一度診てもらったほうがいいかもしれないですね。これも本数が多いほど口腔年齢はあがっていきます。

最後に処置してある歯の本数ですが、まず統計によると小さい詰め物の処置がしてある本数は２０代で約３本、３０代が７本、４０代から５０代が８本、６０代以降は逆に減っていきます。その理由はまたその治療した歯がまた虫歯になって今度は神経を取ったりして被せ物になるからなんですね。なので被せ物いわゆる銀歯とか差し歯というものは、３５歳ぐらいまでは一人あたり１本未満ですが、４０代は３本、５０代は４本、６０代は６本と増えていくわけです。

このようにざっとお話しましたが、これらを総合的な判断して口腔年齢をだします。皆さんはどうですか？治療している歯の数だったり自分の歯が何本あるかってあまり考えたことないかもしれませんが、あくまでも概算ですが自分の口腔年齢を知るとまた意識も変わるかもしれないですね。もし自分の口腔年齢知りたい方は是非宮の前歯科クリニックにお越しください。

次回は保険の銀歯と自費のセラミックのお話をしたいと思います！！お楽しみ！！　　　　　院長　小濵